食べ物が題材になっている絵本はたくさんあります。
食べることはとても身近なこと。
子どもたちにも興味や関心を持ってくれるテーマです。
子どもは絵本から多くのことを学び、知識を深めていきます。
今回お薦めする人気の絵本は、その題名も斬新な「ごはん」。
「ごはん?」と思わず目を留めてしまうことでしょう。
この本を手に取ると、子どもだけでなく、大人も「何が書いてあるんだろう」とくぎ付けになること間違いありません。
「ごはん」の魅力
まずは表紙です。
大きなお茶碗に盛られた白いごはんとおはし。
そしてその上に題名がひらがなで「ごはん」と何ともユニークな見た目です。
そしてページを開くと、やはりページに大きく色々なごはんが鮮やかに描かれています。
食べたことのあるごはん、大好きなごはん、美味しそうなごはん、まだ食べたことがないごはん達に目を奪われてゆきます。
たけのこごはん
あさりごはん
かきごはん
しめじごはん
くろまめごはん
さつまいもごはん
かいばしらごはん
しょうがごはん
くりおこわ
かやくごはん
さんさいごはん
おせきはん
ページをめくると次から次へとどーんとごはんが目を喜ばせてくれると同時に、お腹が空いてくることでしょう。
その後もオムライスやかつどん、おすし、おむすびなどがずらりと並びます。
「これはどんな味かな」
「ママが大好きなくりがたくさん入っているよ」
「今日の晩ごはんには絶対これを食べたい」
と幸せな気持ちでいっぱいになることと思います。
絵本の魅力
小さな頃から絵本を読み聞かせることは子どもの成長に大きな意味があります。
まだ字が読めなくても、意味が完全にわからなくてもいいのです。
先ず教えたいことは、食べ物を大切にすること。
食べ物が口に入るまでには多くの人たちの働きがあります。
どんな食材でも決して粗末にしてはいけないということを教えていただきたいと思います。
次に食べることが好きになること。
食事をすることは身体が大きくするだけでなく、脳も心も成長していくことです。
そのためには色々な食材を様々な調理方法で食べる必要があります。
絵本から食に対する興味を持つことは、それが至って自然に入っていくことになります。
そして好き嫌いをしないこと。
食べたいものや食べ慣れたものだけを食べている訳にはいきません。
苦手な食べ物の克服やチャレンジにも絵本は一役も二役も買うことがあります。
絵本を読んで、それまで嫌いだった野菜が食べられるようになったという話はよく聞きます。
このように絵本の役割は計り知れないほど大きいものです。
小さいうちは絵を見たり、耳で聞くだけでも十分です。
そして自分で読めるようになれば、さらに理解も深まってきます。
お薦めの「ごはん」も是非親子で読んでみてください。