マスクなし卒業式。みんなどうする?

最近世の中で話題になっている「新型コロナを5類に」「マスクはいつ取る」。政府は卒業式に間に合うように何とかしたいようですね。
新型コロナ対策を助言する専門家らは学校の卒業式や入学式でのマスク着用について、参加者同士が距離を開けるなどして
「着用されないことも考慮されうる」という見解を示しました。相変わらず分かりにくい表現です。
一方で、マスクの有効性は科学的根拠があり、混乱するのは現場なのでしょうか。
それともまた例の現場任せ?

卒業式くらいは友だちと顔を合わせられるように・・・

政府は新型コロナを5類に引き下げる5/8より前に、マスクの着用について「個人の判断」に切り替える予定だそうです。
学校の卒業式ではもと早く外せるように専門家に見解を求めていたそうです。

学校現場では、全員がマスクをすれば感染リスクを下げられる効果があることは報告されています。
ただ、一生に一度の行事では外したい気持ちも理解できる、としています。

マスク着用の有効性と学校式典

以下、厚生労働省に助言する専門家組織会合で提出された資料よりまとめました。

【マスクについて】

●自身の感染を防ぐ効果
1週間当たりの感染リスクが0.84倍に抑えられる。2週間だと0.76倍。

●他者への感染リスクを減らす効果
感染者がマスクを着用すれば、他者への感染リスクは軽減されうる

【学校式典について】

●マスクを外す際に配慮する点

①体調不安のある人は参加を控える
②参列者同士の距離を空ける
③会場は十分な換気を確保する
④近い距離で会話する機会を慎む
⑤マスクを付ける付けないの判断は本人の意思を尊重する

顔を隠して生活するのが当たり前になってしまった

マスクで顔を覆うのが一般的になってしまったこの3年間。いきなり外すのは勇気がいる、という人は多いでしょう。中には「顔パンツ」「人前で外せない」という人も。
女性の中には「化粧をサボっていたの面倒くさい」、男性の中には「髭剃りをサボっていたので面倒くさい」という人も多いようです。
人前で顔をさらすのが恥ずかしい・・・こう感じる人が増えてしまっているのは事実。
ただ夏はさすがに暑いので、夏ころにはマスクを外すのが一般的になるかもしれませんね。

子ども達には、皆で顔をあわせて楽しく給食を食べてほしいです。
黙って1人で壁を向いて食べるなんて、もうしてほしくないですね。

やっぱり食事は大事です!

 

2023年2月9日(木)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。