食事でできる風邪予防

だんだんと寒さが厳しくなる季節は、子どもの風邪が心配です。
生後4~5ヶ月頃までは母体から受け継いだ免疫があるので、風邪を引くことはありませんが、大きくなるにつれて心配なことも起こってきます。
風邪を引かないようにしたいけれど、外に連れて行かない訳にもいきません。
心配ではあるものの、体力や抵抗力も同時につけていかなくてはいけません。
食生活で風邪予防に繋がることを考えてみましょう。

風邪予防で大切なポイント

①      手洗い・うがい

新型コロナウィルスが猛威を振るった昨年の冬には、インフルエンザの罹患者が随分減りました。
風邪の原因はほとんどがウイルス。
手洗い・うがいは生活の中で、外から帰った時、食事前はもちろんのこと、おもちゃで遊んだ後、掃除などのお手伝いの後、トイレの後などは必ず念入りにするように習慣づけたいものです。

②      睡眠

睡眠時間も必要ですが、睡眠の質も大切です。
夕食、お風呂は就寝時間直前にならないように、早めに床に就く生活を定着させましょう。

③      栄養バランス

やはり毎日の食事が身体の基本を作ります。
風邪を予防するには免疫力を高める食事をすることが大切です。
バランスよく多くの食材からまんべんなく栄養を摂るように心がけてください。

いつものメニューに一工夫して免疫力UP

ご家庭でよく作るメニューに少しアレンジを加えるだけで、簡単に摂れる栄養素もあります。

①      すき焼き風豚肉と野菜の煮物

すき焼きは子どもの大好きなメニューの一つ。
牛肉を豚肉に変えるとたんぱく質が豊富に摂れるようになります。
白菜でビタミンCをプラス、ねぎには身体を温める効果もあります。

②      えびとブロッコリー、かぼちゃのグラタン

グラタンは子どもが喜ぶメニュー。
大好きなホワイトソースに溶けた野菜も食べやすくて、苦手な食材も克服しやすいメニューです。
ビタミンAが豊富なかぼちゃやにんじんを入れると彩りもよく、栄養も満点です。

③      きのこと野菜たっぷりスパニッシュオムレツ

見た目に美しく、たくさんの具が見え隠れするスパニッシュオムレツは食欲をそそります。
ほうれん草、玉ねぎ、パプリカ、しめじ、エリンギなどを入れて、華やかに。
パーティーメニューのようで楽しく、栄養を摂れるレシピです。

④      味噌煮込みうどん

うどんは寒い日に特に嬉しいメニューです。
豚バラやにんじん、里芋、大根、さつまいもなどを加えて豚汁風のスープにするのもお薦めです。
出汁に味噌を加えると汁まで食べやすくなります。
1杯で身体も温まる、栄養満点のうどんになります。

少し工夫やアレンジをするだけで栄養価がグンとUPします。
日々の食事から免疫力を高めて、風邪に負けないからだ作りを心がけてください。