こどもの脳神経は約9割が6歳までに完成すると言われています。
人生の土台作りになる時期、様々な教育や体験をさせてあげたい!と
お考えの保護者さまも多いことでしょう。
ですが、教育や体験の前にそのことを受け入れるしっかりとした心と身体づくりができていなければ
ざるに水を注いでいるのと同じになってしまいます。
オプティマルフードピラミッドとは
健全な心と身体づくりには毎日の食生活が重要なのは言うまでもありません。
しかしながら、子育てや仕事をしながらバランスの良い食事と言われても
そんな手の込んだことはできないし…というのが実情でしょう。
手の込んだ食事を作る必要は全くありませんが、
年齢に合わせて、どんな食べ物が良いとされるのか、
どんな食べ物を与えない方がいいのか、という基礎知識に基づき、
できる範囲で食事づくりをするだけで全然違います。
例えば、時間がないからといってインスタントラーメンで夕食を済ませたとします。
インスタントラーメン1杯には、1日の必要塩分摂取量以上の塩分が含まれていること、
また、同じ塩でもインスタントラーメンなどに使われている塩は
海水からつくられる自然塩などではなく、
「塩化ナトリウム」という塩で、重要なミネラルはほとんど含まれていない
工業用の塩だということはご存じでしょうか。
なんとなく体に悪いとされるインスタント製品やジャンクフードと呼ばれるものですが、
単純に食べ過ぎなければ良いというものではなく、
必要とされる栄養素を何から摂取するのが良いのかということを
きちんと知っておくことが重要だということです。
正しい食生活とは、必要な栄養素をバランスよく
良質な食材から摂取することです。
このことを具体的に図で表現したのが、
「オプティマルフードピラミッド」です。
私たちにとって理想的な食事のありかたを形にしたもので、
どの栄養が欠けても体が持つ本来の力を発揮することができなくなるとされています。
食事の形にこだわる必要はなく、何から必要な栄養素を取るのか、
そのことを常に心にとめながら、
ご自身や子どもたちに与える食事を考える必要があるということなのです。