食育におすすめの絵本 その2

保育園での食育におすすめの絵本パート2です。
2~3歳位になると自己主張がはっきりしてくるとともに、偏食もでてきます
一生懸命食べさせようとしても、イヤイヤの一点張りで困っている保護者の方も多いことでしょう。

そんな時は、食事時に無理に食べさせようとせず、
料理のお手伝いをしたり、野菜を実際に育ててみるなど、食に関わる環境から工夫すると良いでしょう。
今回は食について子どもと一緒に楽しんだり考えたりするきっかけとしておすすめの絵本を紹介いたします。

2歳児におすすめの絵本

やさいだいすき

作:柳原良平 出版社:こぐま社

子どもたちに苦手な野菜を好きになってもらうには、
野菜を身近なものとして感じてもらうのがいちばん。

こちらの絵本では、にんじんやだいこん、キュウリなど、
普段口にしている野菜が沢山登場します。

切り絵で表現されたかわいくてカラフルな野菜のイラストを見ながら、「これはなんて言うんだっけ?」「おいしそうだね」「今日のお昼に入っていた〇〇だね」など声をかけながら読み進めることができます。

おべんとうバス

作・絵: 真珠 まりこ 出版社: ひさかたチャイルド

真っ赤なバスが止まると、「ハンバーグくん」や「卵焼きさん」など
お弁当のおかずたちが次々に乗り込んできます。
さぁ、美味しいおかずさんたちの行先は…?

かわいい手書きタッチの優しいイラストで描かれたおかずさんが
バスから名前を呼ばれて、元気に「はーい」と返事をしてバスに乗り込んでいきます。
「はーい」のところで一緒に返事をしながら、楽しくおかずの名前を覚えることができる絵本です。「次は何のおかずさんかな?」「〇〇ちゃんはどんなおかずが好き?」と聞きながらピクニック気分で読み進めることができる一冊です。

3歳児におすすめの絵本

もったいないばあさんのいただきます

作・絵: 真珠 まりこ 出版社: 講談社

好ききらいをしていたら、もったいないばあさんがやってきた。
いろんな食べ物の役割を、楽しく教えてくれるよ。
大切に作られた食べ物、残すなんてもったいない!

大人気の「もったいないばあさん」シリーズの一冊です。
ご飯はどうして食べないといけないのか、どうして残してはいけないのか、
「たべたくない!」と嫌がる子どものところに、「もったいない!」とじろりとにらんで現れるもったいないばあさんですが、食べ物の働きや大切さについて、優しい言葉で語ってくれます。
子どもと一緒に、食べ物の大切さを考えるのにおススメの一冊です。

おいしいおと

作: 三宮 麻由子 絵: ふくしまあさえ 出版社: 福音館書店

「いただきまーす」から「ごちそうさまでした」までの食卓の様子を、美味しい音とともに描かれた絵本。
作者の三宮さんの豊かな感性による食事の擬音がとてもユニークです。

あっつあつの春巻きを食べた時はどんな音?
ほうれん草のおひたしは?お味噌汁は?ウインナーやレタスは?

身近な食事のさまざまな美味しい音に耳を澄ませて
目と耳で食事を楽しむことができます。

こんなに表現豊かな擬音があったのか、と保護者の方も楽しみながらお子さまと読み進めてください。
読みながら今日の夕食は○○にしようか!とつい本物が食べたくなるような「美味しい」絵本です。