子どもが食事を美味しそうに食べる姿は微笑ましいものです。
嬉しそうに食べていたり、喜んで食べている笑顔を見ると、ついついたくさんの食事やおやつを与えてしまいがちになります。
また子どもも「パパやママが喜んでくれている」「先生が褒めてくれる」と思うと、期待に応えたくて、必要以上に食べてしまうこともあるでしょう。
大事なエネルギー源は必要なことですが、接種オーバーにならないよう気を付けてください。
親が気を付けたいこと
3歳くらいまでは脳の満腹中枢がまだ十分に発達していません。
そのため目の前の食事を食欲のままに食べてしまうことがあります。
「足りなかったらかわいそう」という思いから、ついつい与え過ぎてしまうことはありませんか。
食事の量も大切ですが、質や食べ方にも見直すところがあるかもしれません。
まず炭水化物はほどほどに、たんぱく質を多く摂るように工夫してみてください。
ごぱんやパン、パスタやうどんなどがメインで、おかずが極端に少ないと食べ過ぎる傾向にあります。
次によく噛むことを教えてあげてください。
よく噛まずに飲み込んでしまうと、満腹感も得られず、満たすためにはたくさん食べなければならないという悪循環になります。
食事中の会話も重要なポイントです。
「よく噛んで食べて偉いね」「たくさん食べられたね」と十分な量を食べたことを認識させてあげるといいでしょう。
献立に困ったら・・・。
保育園のサイトで給食メニューと写真、作り方を載せているところがあります。
そのようなサイトを参考にして子どもにとっての適量を把握していきましょう。
サンライズキッズ保育園の献立のブログ
成長に伴う食欲の推移
4~5歳くらいになると食欲も落ち着いてくることが多いです。
食べること以外にも興味や関心ごとが増えることもありますし、運動量も増えることが要因です。
よく運動し、体調に問題がなければあまり神経質になり過ぎない方がいいでしょう。
気を付けなければならないのは、食事内容です。
だんだんと好き嫌いもはっきりしてくるので、好きなものばかり食べて、嫌いなものを残してばかりいると栄養が偏ります。
お肉や揚げ物、おやつばかりを食べてお腹がいっぱいになってしまっては、まだ成長段階の胃腸に大きな負担をかけてしまいます。
メニューを増やすと量を増やすことに繋がりますので、食材をプラスしたり、調味料を減らして味付けに工夫したりしてコントロールしてください。
運動やメンタルヘルスも大切
少し食べ過ぎてしまっても、たくさん運動するとエネルギーは必要です。
毎日子どもの体調や食欲、行動をチェックして、健康な毎日を送るようにしてください。
極端な体重増加や外へ出たがらない、好き嫌いが増えた場合は、体調面以外にも心にストレスを抱えている場合があるので、注意が必要です。
小さな子どもでも「パパやママに言えない。心配をかけたくない」と思うことがあります。
知らず知らずのうちに溜まったストレスが食事に影響を及ぼすこともないとは言えません。
「食事の時間は楽しいもの」という親子の楽しみなひと時になるようにしていただければと思います。