野菜嫌い克服

野菜嫌い克服

子どもの野菜嫌い克服というテーマでお話ししていきます。
子どもの野菜嫌いによる食べ残しで悩みを抱えている方が多いと思います。

育脳にはお魚のDHAなどと一緒に野菜を摂取することで、賢い脳を作る効果がアップされると言われております。
野菜の摂取は不可欠となってきますので是非子どもに野菜嫌いを克服してもらいたいものです。
調理法を工夫してみたり、何か食べられる野菜はないか色々と試してみたりしますよね。
今回は調理法を変えるのではなくて、野菜を食べやすくする方法を紹介します。

 

2018年にこんな実験がありました。

幼稚園児に対して、お昼ごはんに白いお皿で食べてもらうグループと、野菜や果物のイラストが描かれたお皿で食べてもらうグループに分かれて実験です。
ブュッフェ形式の様に、子ども達には自分が好きなものを取って選んで食べてもらうようにしました。
すると野菜果物のイラストの描かれたお皿で食べたグループの子供たちは、白いお皿を使っている園児より野菜の消費量が36パーセントもアップしました。
お皿を変えただけで子ども達がたくさん野菜を食べるようになったということです。


これは、カラフルなイラストが描かれていることで、子どものテンションが上がって、そのテンションが上がった状態で食べ物を食べると普段は苦手な野菜も多く食べられたという風に考えられています。
見た目や雰囲気がとても大事だということで、少し大袈裟と思われるかもしれませんが、大人も同じ様に、お皿が青だったり、食べ物が青かったりすると食欲が失せて、ダイエット効果があるというお話があったりします。
それとは反対に、おしゃれな盛り付けがされているとそれだけでテンションが上がって食欲も増すというようなこともあります。

大人でも見た目が重要ですが、子供の場合はこの見た目がオシャレということではなくて、カラフルなお皿であったり、自分が好きなお皿だということでテンションが上がり楽しい気持ちで食事をするということがとても大切だと言えます。


同じ食べ物でもお弁当箱に詰め、ピクニック形式で家で食べる。本当に外に行ってピクニックしなくても家の中でお弁当箱にご飯を入れてその辺の部屋の中でシートを敷いて、もしくは朝食や昼食の時にベランダへ出て食べてみるだけで子供は大喜びして残さず食べられたりします。
また、子どもが好きな人形にお野菜食べようねと言って人形に食べさせる真似をして、安心させてあげるとすんなり受け入れて食べられたりするので、こちらもひとつの手法として使ってください。

子供は褒められて嬉しい気持ちになる性質があります。全部食べたという成功体験を子どもにさせてあげるため、少量でも食べたら褒めるということが大切です。
少量というのは極端な話、耳かき一杯でも食べられたら食べられたね。そう褒めてあげることが大切です。