食育アドバイザー資格とは

食育にまつわる資格としては「食育アドバイザー」「食育インストラクター」「フードコーディネーター」など様々な民間の団体がそれぞれ独自にカリキュラムや試験を設定しています。
今回は、このうちの「食育アドバイザー資格」についてご紹介いたします。

食育アドバイザー資格とは

食育アドバイザー資格とは、一般財団法人 日本能力開発推進協会が認定する民間資格で、
公式ホームページによると、以下のように記載されています。

正しい食の基礎知識を持つ食育のスペシャリストを育成し、
食を通したコミュニケーション能力の程度を審査し、証明することにより、
職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に資することを目的とします。

食育アドバイザー資格を受験するにあたり、年齢制限もなく、実務経験も不要です。
試験はテキストを読みながら、在宅受験する形ですので、難易度はそれほど高くない為
食に関する幅広い知識を身に付けたい方の入門編とも言える資格です。

食育アドバイザー資格で学ぶ内容

食育アドバイザー資格で学ぶことができる内容は以下の通りです。

・食育の基礎知識

食育の目的や食事習慣、マナー、食文化など、食育活動を行っていく上で土台となる基礎知識を学びます。
また、農林水産省が提示している「食事バランスガイド」の活用方法を学び、栄養学に基づいてバランスの良い食事の実践方法を学びます。

・食品の安全性についての基礎知識

様々な食品に使用されている、食品添加物や有害物質、遺伝子組み換え食品についての基礎知識を学びます。
お菓子や調味料、加工食品などを選ぶ際のポイントや注意点を、32種類に及ぶ食品例を挙げて学びます。
さらには、野菜・肉・魚・一般食品の目利き術まで教えてもらえますので、より良い食品を選ぶスキルがぐっとアップします。

・食育活動について

学んだ知識をどう生かしていくのか、ということについて、「食育セミナー」や「料理教室」など様々な例を挙げて食育活動事例を学習します。

このように、食に関する知識からその知識の活かし方までと、1つの流れで学べるのが食育アドバイザーの魅力となっています。

食育アドバイザーの重要性

2005年に制定された食育基本法において、食育は教育の基礎になるものとして、国を挙げて食育を推進しています。
また、食育は幼児期だけでなく大人や高齢者にとっても、健康的な生活を維持し、病気の予防する面で必要とされているものです。
そのため、ライフステージに応じた食のアドバイスができる「食育アドバイザー」は、保育や教育機関だけでなく、福祉、飲食、食品関連の企業や医療の現場など活躍できる範囲は広いものとなっています。

最近では特にアレルギーのある子どもの対応が増えていることから、保育や教育機関に関わる方の取得が増えているとのことです。

食は誰にとっても身近で切っても切れない存在。正しい食生活を学ぶことで今の生活がより良くなることは間違いありません。
挑戦してみようかな、とお考えの方は以下より資料請求をしてみてはいかがでしょうか。

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