子どもに伝えたい朝ごはんの大切さ

「朝ごはんは食べた方がいい」ということは誰もが知っている事実です。
ではなぜ朝食が必要なのか、朝食を抜くと子どもの成長にどんな影響を及ぼすのか、考えてみたことはありますか。
子どもが健康で、すくすくと成長するためにも、朝食の重要性を見直してみましょう。

2018年に文部科学省が行った「全国学力・学習状況調査」によると、
毎日食べる…84.8%
どちらかと言えば食べる…9.7%
あまり食べていない…4.1%
全く食べていない…1.4%
という結果でした。

《朝食を食べられない理由》

①      ギリギリまで寝ていて、お腹が空いていない。
②      昨日の夕食が遅かったため、消化していない。
③      両親や兄弟姉妹も食べない。

先ずはこれらの理由から問題を改善しましょう。
早めに起きる、前日の夕食時間を早くする、周囲も少しでもいいので食べるなど、逆のことをすればいいのです。

《朝食を食べないとどうなるか理解させる》

①     お友達と元気に遊べない。
②      勉強やお話に身が入らず、集中できない。
③      排便ができず、日中苦しい思いをする。

など、朝食を食べない時に起こる悪いイメージと、朝食を食べる時のいいイメージを想像させることが大切です。
そして朝食を「楽しい時間」「褒められる時間」にすることも大切です。

《朝食を食べたくなる工夫》

①      朝起きて朝食までの時間に体を動かす。
②      前日に朝食のメニューを自分で決めたり、準備したりする。
③      食べたものを誰かに報告したり、記録したりする楽しみを覚える。

大人も子どもも起床して直ぐには、なかなか食べられないものです。
散歩をする、体操をする、ペット遊ぶなど、少し体を動かすだけで胃がすっきりとして、食べ物を受け入れやすくなるものです。
また献立を前日までに一緒に考えたり、準備しておくことも方法です。
「今日の朝ごはんは●●だ」と楽しみになると食欲も増すものです。
そのことを誰かに伝えて、褒めてもらえれば尚更功を奏します。

《子どもが喜ぶ朝食スケジュール》

見た目に彩が良く華やかなワンプレートは食欲もそそられます。
ごはんの日、パンの日など、バラエティーに富むことも大切です。
子どもが喜ぶレシピをご紹介します。

 

ホットケーキ フルーツとヨーグルト添え

ホットケーキは一度に焼いて冷凍しておけば便利。

ミニおにぎりと具だくさん味噌汁

おにぎりは握らなくても大きい軽量スプーンなどにごはんをつめてお更に盛れば出来上がり。上から鮭フレークやごま塩、きざみのり、ちりめんじゃこなどをかければ見た目にも綺麗です。

シリアルとフルーツサラダ

ホットケーキは一度に焼いて冷凍しておけば便利。

のっけトーストとスープ

食パンに好きな具材の乗せるだけで見た目も楽しいレシピに。

おすすめチョイス

バナナ+きなこ+はちみつ
玉ねぎ+ベーコン+チーズ
納豆+のり+チーズ
ゆで卵+鮭フレーク+白ごま

など、前日に準備したり、残りを使うことで時短にもなります。
朝食の時間を楽しく過ごし、体も脳も心も成長できる有意義なものにしてください。