親子で図書館を楽しみましょう!

子どもが小さいうちは、休日は必ずどこかにおでかけするという家庭は多いでしょう。遠出をしなくても、公園やスーパーなど身近に子どもを連れて行ける場所は数多くあります。公園に行って遊んだり買い物に子どもを連れて行ったり、子どもと一緒のおでかけは親にとって大変な面もありますが、子どもが小さいうちだけの楽しみの1つです。

 

公園や買い物以外にも近場で気楽に行けるスポットはありますが、身近で無料の行き先に“図書館”があります。すでに親子で図書館を活用しているという人も行ったことがないという人も、子どもと一緒に図書館を楽しむ方法を参考にしてください。

 

図書館とは

図書館を知らない人はいないと思いますが、本がたくさん置いてあり読書や調べ物をしたり勉強をしたりできる場所です。最近の図書館は本や新聞、雑誌だけではなくCDやDVDなども取り扱っていて、借りたい本があればインターネットで予約することができたり閉館後はポストに入れて返却したりすることができます。公立の図書館であれば別の図書館から取り寄せてもらえたり借りたところと異なる図書館に返却したりすることもできるため、とても便利です。

絵本もたくさん置いてあり、お子さんと一緒に図書館で読んだり借りたりすることができます。

 

図書館のよいところは、すべて無料で利用できるところです。民間の図書館では、貸出カードを作成するのに有料のところもありますが、公立の図書館ではカードの作成もインターネットサービスの利用もすべて無料でできます。

 

親子で図書館を利用するメリット

インターネットが普及した現在は、スマホ1台あれば新聞や雑誌よりも早く最新の情報を得ることができることもあり、若者の本離れが叫ばれています。ゲームや動画アプリなどを手軽に楽しめることも、本を読まなくなった一因でしょう。しかし本ではないと得られない情報もあり、本離れや活字離れにより視野が狭くなったり読解力が低下したりするなどの問題点も指摘されています。そのため子どもが小さいうちから図書館に通うと、本を読むことが習慣になったり本そのものを身近に感じたりして、本が好きになるきっかけになるでしょう。

 

親子で図書館を利用したことがない人の中には、「静かにしなければいけない図書館に子どもを連れて行って大丈夫?」と疑問に感じたり、「図書館子どもが騒いだり泣いたりしたらどうしたらよいの?」と不安に思ったりする人もいます。しかし、図書館では大きな声で話をしたり音を立てたりできないからこそ、子どもが小さいうちに図書館に連れて行くことで静かにしなければならない場所があることを理解し、我慢することができるようになるのです。

 

親子で図書館を楽しむ方法

親子で図書館を楽しむ5つの方法を紹介します。

 

親子で図書館を楽しむ方法① お気に入りの本を見つけて借りる

ほとんどの図書館は本の種類ごとにコーナーが分かれていて、子ども向けのコーナーがあります。子ども向けの絵本や図鑑などが置いてあるコーナーに行って、お子さんの好きな本を探し、お子さんが好きな本を見つけたら借りて帰って、家や公園で何回も読んで楽しみましょう。

 

親子で図書館を楽しむ方法② 図書館で読み聞かせをする

図書館には読み聞かせができるスペースがあるところもあるので、図書館で親子一緒に読むのも楽しいです。1回で借りられる冊数は決まっていますが、図書館で読み聞かせをするのであれば何冊でも楽しむことができます。

 

親子で図書館を楽しむ方法③ 大型絵本を楽しむ

『はらぺこあおむし』や『ぐりとぐら』などロングセラーの人気がある絵本の中には、大型絵本が出ている作品もあります。大好きな絵本が大きいサイズで読めると迫力があってより楽しめたり、今までは気付かなかった絵の細かいところまで気付いたりできるでしょう。

 

親子で図書館を楽しむ方法④ イベントに参加する

図書館の中には、子ども向けに絵本の読み聞かせイベントを開催しているところもあるので、図書館のホームページなどで予定を確認して参加するのもおすすめです。普段は子どもに読み聞かせをしている親自身も、子どもと一緒に絵本の読み聞かせを楽しむことができます。新しい絵本との出会いのきっかけになったり、今後子どもに読み聞かせをするうえで読み方を参考にしたりすることもできるでしょう。

 

親子で図書館を楽しむ方法⑤ 図書館巡りをする

近所に図書館があれば普段から利用しやすく、お気に入りの図書館になりますが、ときには、少し足をのばしていろいろな図書館に行ってみるのも楽しいです。一口に図書館と言っても広さや造りはさまざまなので、新たなお気に入りの図書館が見つかるかもしれません。

 

図書館を利用する際の注意点

図書館は静かにしなくてはいけない場所で、走り回ることもできません。お子さんがどうしても落ち着かず、大声を出して騒いだり泣いてしまったりするようなことがあれば、ほかの利用者の迷惑になるので無理をせず出直しましょう。しかし、初めて行ったときに静かにできなかったからと言ってそれきり行くのをやめてしまうのはもったいないです。成長につれて静かにできるようになるでしょう。

また、赤ちゃんのうちから図書館に連れて行く習慣をつけてあげると、図書館の静かな雰囲気にも慣れやすいかもしれませんね。

 

まとめ

親子で図書館を楽しむ方法を紹介しました。子どもは、図書館に長時間いることは難しいですが、大きなロビーやキッズコーナー、カフェなどが併設されていたり公園の隣にあったり、周囲の環境も含めて1日楽しめるような図書館もあります。ぜひお気に入りの図書館を見つけて、ゆったりとした休日を楽しんでみてください。