乳幼児期~学童期に整えよう!朝と帰宅後の過ごし方

親はどうしても子どもにいろいろと期待していまいがち。「早寝早起きしてほしい」「自分で時間の管理をして学校に遅刻せずに行ってほしい」「勉強も計画的に取り組んでほしい」・・・

本当に挙げたらきりがありませんね。

でもこれらは「生活の土台」がしっかりできていないとなかなかうまくいかないのです。

※2023年9月16日 朝日新聞朝刊より

 

子どもの日常生活の土台を作るには

 

子どもの日常生活の土台がしっかりできていないと、その後の成長のなかで、非認知能力が育ちにくいと言われています。

非認知能力とは、「物事に共感する力」「協調性や社会性」「自我の同一性」「あきらめずに努力する力」「自分は認められ大切にされていると思う力」・・・などなど、勉強やテストの点数では測れない、いわゆる「生きる力」全般のことを指します。

これらを幼少期~学童期に育むには生活の土台をきちんと整えることが大切です。

具体的には以下を指します。
①十分な睡眠時間が確保できるような日課とする
②朝起きてから学校に行くまでの作業をある程度ルーチン化する
③帰宅してから寝るまでの作業をある程度ルーチン化する
これらは小学校5年生くらいまでに整えておくと良いそうです。

 

なぜ小学校5年生くらいまで?

 

思春期に入ってしまうとなかなかリズムを整えようとしても難しいからです。思春期にはホルモンのバランスが不安定になり家族に対する認識も大きく変わります。また感情的になったりイライラしたり。誰でも経験がありますよね。親にも反発しだすので親の指示も耳に入りにくくなります。

 

具体的にはこう進めよう

 

①0~6歳ころまで
睡眠のリズムを整えて、朝自分で起きられるように整えていきます。
ゲームなどは寝る1時間前から禁止し、自然な眠気を誘いましょう。
②小学校1~2年生ころまで
朝起きてから学校に行くまでのルーチンを整えます。
愚弟的には身支度をする、ご飯を食べる、持ち物のチェックをするなどです。もし効率が悪かったら親子で見直してみましょう。
③小学校中学年~高学年
帰宅してから勉強する習慣を身に付け、計画を立てるように整えていきます。

帰宅後のルーチンを整えるのは少し難しいので、例えばご褒美を設定して先に宿題をやったりするのもいいでしょう。最初は1時間や2時間などの単位で考え、高学年になったら週間や月間の計画を立てたりし、締め切りまで長めのものを計画的に実行する練習をしていくとよいでしょう。

 

大きくなってもできない子もいるので焦らないで長い目で見て

 

とはいっても、親の思い通りにいかないのが子どもという生き物です。

子どもは大きくなるにつれ、自分で「これはこう管理した方がいいかな」と気付き始めます。そうなるまでは親がやさしくフォローしてあげましょう。ガミガミ言ったりせず、上から押し付けないことも大切です。

 

親が余裕がなくなったら・・・ベビーシッターサービスを上手く使おう

親も常に子どもを見張っているわけにはいきません。仕事で疲れていることだってあるでしょう。そんな時は家事代行サービスやベビーシッターサービスを上手く使って時間を確保しましょう。

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